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先生からよくあるご質問

コンフォートについて

コンフォートって何?

義歯の粘膜面に、生体用シリコーンを接着剤やプライマーを一切使わずに接合させる、まったく新しい義歯粘膜面裏装加工技術です。

コンフォートはこれまでの軟性裏装材と何が違うの?

[1] 使用している生体用シリコーンは、薬事承認を受けているものを利用しています。(コンフォートデンチャーシリコーン:医療機器認証番号 21900BZY00060000)そのため、先生や患者様にも安心してご利用頂けます。また、生体用シリコーンは、幅広い医療分野で利用されており、長期間体液に触れても劣化などが起こりにくいという特徴があります。

[2] コンフォート加工は接着剤やプライマーを一切使わず加工しているため、接着剤の劣化等によるはがれの原因をなくすことに成功しました。それにより、長期に渡ってご利用頂けます。

[3] 通常デンチャーにおける粘着力及び辺縁封鎖による吸着力に加え、生体用シリコーンが生み出す「把持力」によりさらに吸着がよくなります。

[4] 厚みが薄くても弾性、やわらかさを実感して頂けます。具体的には、コンフォートと同じ弾性・やわらかさを他社軟性裏装材で出そうとするとコンフォートよりも厚く盛らないと出しづらい(約2倍くらい)との評価を頂いております。

コンフォートはどれくらい長持ちするの?

当社では通常利用によるはがれについては5年保証をつけさせていただいており、通常利用で保証期間内に剥がれた場合は無償でのやり直しをさせていただいております。
一方、残念ながら一部5年を待たずに剥がれてしまうケースも見られます。その場合、当社のテクニカルエラーである可能性や、義歯そのものが口腔内で動揺しており、無理な力がかかってしまっているケースもあります。そうしたケースでも、通常使用ではがれた場合は無償でのやりなおしをさせていただいております。

コンフォートすることで、義歯の機能はどう高まるの?

コンフォートすることで、[1]吸着力の向上 [2]咬合力の向上 [3]咀嚼粘膜・歯槽骨の保護という機能向上が期待されています。詳細はこちらをご参照下さい

コンフォートに適した患者様選び

コンフォートはどんな症例の時に使うのがベスト?

通常のレジン床だけは粘膜との吸着を求めるのが難しい、通常のレジン床で義歯が安定・機能しにくい、骨吸収が激しい、アンダーカットがきついなどの「難症例」にも適用可能です。また、「入れ歯がとれるため、話しづらい」「痛くてしっかり噛めない」等、入れ歯に不具合を感じていらっしゃる方に特におすすめです。
また、咀嚼粘膜や歯槽骨の保護を考えると、総義歯の患者様には全員にやっていただきたいと考えております。なぜなら義歯の適合が正常で正しく機能していても、粘膜面には何らかの影響がでるために、コンフォートをすることによって、粘膜を保護し、炎症や退縮の進行を押さえる働きがあるからです。

薄ければ薄いほどいいという患者様に対してはどうすればいいの?

適合がよく痛みもないようなら薄くすることは可能です。
しかし、コンフォート自体の厚みは最低でも0.2mmは必要です。それ以下にしますと、はがれ、やぶれの原因になります。薄くする場合は、義歯の耐久性も考え金属補強するなど、義歯への負担を軽減する必要はあります。一方、義歯の強度を考慮すると、本来は2mm程度の厚みに耐えられる患者様に推奨いただくことをお勧めいたします。

コンフォートをお勧めできない患者様のタイプは?

コンフォートは床の厚みとして2mm程度必要です。その厚みに耐えられない・違和感を覚える患者様、また洗浄をあまりしない患者様へはお勧めできません。
そうした患者様にコンフォート加工しても「厚みが気になる」や「汚れる」といった、コンフォートの本質とは違うポイントでクレームを言われる可能性が考えられます。

コンフォート加工する義歯製作時のご注意点

コンフォートができる床材料とできない床材料?

レジン床、スルフォン床、金属床への加工が可能です。ただし、スルフォン床の場合、境界の色調が変わって見えることがあります。ご留意下さい。
また、ノンクラスプデンチャー(バルプラスト、フレキサイト等)への加工はできません。

コンフォートをする義歯の厚さはどれくらい必要?

破折リスクを低減させるためにも、ご発注いただく段階で、床と機能印象材をあわせても最低2mm程度が必要です。それをもとに当社で通常0.75mmをコンフォートに置き換えます。

コンフォートを成功させるポイントは?

成功のポイントは、なんといっても痛み・吸着とともに患者さんと先生が納得するまで機能印象をとることです。
印象の状態でアタリがあれば、コンフォートにしても痛みはなくなりません。まずは義歯そのもののアタリをなくし、義歯を安定させて下さい。
機能印象がしっかり取れていないと、義歯そのものの吸着力が得られないため、コンフォートをしたとしても高い吸着力は求められません。完成義歯そのものの印象をしっかり取ることが成功のポイントです。

失敗しやすい要因は?

痛み、吸着ともに納得しうるまで機能印象が取れていない場合に期待した効果がでない場合があります。まずは義歯そのもののアタリをなくし、義歯を安定させて、痛み・吸着ともに患者様と先生が納得するまで機能印象をしっかり取るようにして下さい。
また、部分床義歯の場合、レストがきっちりおさまっていない場合、浮き上がりの原因になります。

コンフォートをまず初めてやるなら上顎と下顎どっちがやりやすい?

初めてやる場合は、まず下顎からはじめられることをお勧めいたします。
上下顎をコンフォートご希望される場合は、まず下顎を先に加工して顎位が安定してから上顎を加工するというように、分けて加工することをお勧めしています。

コンフォートを始めるにあたって、特別な設備は必要?

一切必要ありません。

症例によって気をつけることはあるか?

口腔内に異常がある時は、完治してからコンフォート加工するようにして下さい。腫れや炎症がある場合は、口腔内の腫れ、炎症がおさまってから進めるようにして下さい。

納品後の違和感・トラブルに関して

「機能印象したのに合わないよ!かみ合わせが少しずれたみたい。」と患者様から連絡が。どうしたらいい??

納品後のセットで違和感を感じられた場合は、いきなり粘膜面を削らず、必ず最初に咬合調整をしてください。多くの場合はそれで問題が解消します。しかし、咬合調整も不可能なくらいずれが発生しているときは、コンフォートをはがして、再度機能印象をとってお送り下さい。納品直後の修正(1ヶ月以内)については無料でやり直しをさせていただきます。
納品後2ヶ月経過後くらいに、「ゆるくなってきた」との問い合わせがある場合は、咬合力が向上することで頬小帯が発達し、床自体が邪魔になり浮き上がりが生じているという原因が考えられます。その際は、チェアサイドで床を調整して頂くか、もしくは当社で調整させて頂きます。このように、患者様の口腔内が正常の状態へ変化がある場合もあります。こうした場合も、しっかりと調整する必要がありますので、セット後一ヶ月、三ケ月くらいのタイミングで定期健診を受診していただくようご指導をお願いします。

思ったより吸着がないように感じるのだけれども・・・。

コンフォートをお預かりしている間、患者様がご利用になっている旧義歯当に顎位がひっぱられている影響が考えられます。
コンフォートは機能印象面を再現していますので、そのまま1,2週間様子を見ていただき、それでも問題がある場合はすぐテクニカルサポートセンター(03-6824-9191)までご連絡下さい。

アフターメンテナンスに関して

コンフォートの手入れ(ケア)はどのようにしたらいいのでしょう?

毎日必ず、専用洗浄剤「クリネ」でつけおき洗いをし、装着前に水道水でよくすすいで下さい。もし汚れがきついようでしたら、柔らかいブラシで軽くこするとより落ちますし、長持ちします。
口は人間の体の中のでも菌が多い部分です。さらにコンフォートに限らず、軟性裏装材はカンジタ菌の死骸等が付着しやすいこともあり、専用洗浄剤「クリネ」は、カンジタ菌の殺菌力と死骸の付着防止のために強い酵素を配合してあります。

ケアを怠るとどうなるの?

カンジタ菌の死骸が付着したまま義歯をお使い頂くと、石灰化した死骸が原因で口内に痛みが発生する場合があります。長くいい状態でご利用頂くためには、ケアは必須です。

コンフォート面に白くプツプツしている。コレは何?どうしたらいい?

カンジダ菌の死骸が固まって表面に付着している状態です。多くは洗浄不足が原因です。必ず毎日、専用洗浄剤「クリネ」での洗浄をご指導下さい。

着色はあるのか?理由と対処法は?

漢方薬(特にウコン)の粒状のものを飲まれている患者様によくみられます。薬を飲む場合は、義歯を外し、うがいをしてからはめるようご指導下さい。
着色した場合は、すぐに義歯洗浄剤クリネで洗浄していただければ落ちます。
生体用シリコーンは疎水性なので、シリコーン内に染み込むことはありません。
また、当社では着色系の汚れに強いカナダの義歯洗浄剤(プロフェッショナル用)「リニュー」も販売しております。ステイン系の汚れなどに対して高い洗浄力があります。

匂いについては、ソースや醤油などの匂いは付きませんが、牛乳や唾液の匂いが付着することがありますが、その場合はクリネでしっかり洗浄していただければ落ちます。

コンフォート後の調整について

コンフォート後のアタリ調整には、フィットチェッカーのようなシリコーン系のアタリ調整剤を使用されますと同じシリコーン系ということでくっついてしまいます。動画はコチラ。
アタリを確認する際は、デンスポットやPIPクリーム等をご利用下さい。
尚、調整の際に利用するバーとして、コンフォート専用調整用ポイントセットも用意させいていただいております。
医院内でお持ちのバーでは、ダイヤモンドポイント・カーバイト・カーボランダム(緑)ですと調整可能です。但し、低速回転で調整されることをお勧めします。

その他

以前モルテノを使っていたデンチャー。コンフォートに剥がさずに置き換えたいけれどどうすればいい?

モルテノの上からティッシュコンディショナーで機能印象してもモルテノの上にはつきません。
その場合はGC様から出ているGCエクザファイン、インジェクションタイプの中に入っている接着剤アドヒーシブを粘膜面に塗布した上で機能印象されるのがいいかと思います。

フラビーガムの場合、コンフォート加工して進行が進んでしまわないでしょうか?

フラビーガムの場合は、コンフォートでも他の柔軟裏装材でも症状によってあたると痛く、進行するかどうかはフラビーガムの大きさや進行度合いにもよりけりです。
基本、通常のデンチャーと同様、過度な圧がかかると進行してしまうので、無圧にするのがいいのかと思います。

前歯で物を食べたら転覆するデンチャー。コンフォート加工したら転覆しなくなりますか?

いいえ。通常転覆するデンチャーにコンフォート加工してもある程度転覆してしまいます。
転覆の要因はご存知の通り様々ですが、まず下顎だとデンチャーの後ろが上がってくる可能性があるので床を延ばして維持をもとめるか、上顎だとしっかり配列した上で床を延ばす等で維持して頂き、機能印象の段階でティッシュコンディショナーで転覆しないように追い込んで頂くことが必要となります。

コンフォートに使える材料は?

レジン床、スルフォン床、金属床への加工が可能です。
☆ご留意点
ただし、スルフォン床の場合、境界の色調が変わって見えることがあります。
金属床での加工の場合は、金属面とコンフォートの間に4メタレジンを薄く一層介在させますので、少なくとも床全体の厚みは1mmぐらいになります。金属床の場合、金属面にはティッシュコンディショナーは直接着きませんので、Cエクザファイン、インジェクションタイプの中に入っている接着剤アドヒーシブを金属面に塗布した上で機能印象されるのがいいかと思います。

コンフォート加工期間中の数日間、仮義歯もしくは旧義歯に安定剤をつけて患者様に使ってもらっても大丈夫ですか?

大変申し訳ございませんが、入れ歯安定剤のご利用はご遠慮頂いております。特に入れ歯安定剤をご利用されることによってセット時に「ゆるい」「合わない」など廃用萎縮が起こり口腔内の状況が変化する可能性がございますので、ご利用をご遠慮頂けますようお伝えください。「どうしても・・・」という患者様の場合は仮義歯もしくは旧義歯にティッシュコンディショナーを塗布した状態で1週間お過ごしいただくようお願いします。(セットまで1週間以上ある場合は、1週間の段階でティッシュコンディショナーを新しいものにお取替え下さい。)

義歯の臭いはきつくなりませんか?

コンフォートで使用している生体用シリコーンは無味無臭です。通常の義歯をセットされる際と同様に、洗浄した上で口腔内にセットして下さい。

ルシトーンにコンフォートを接着するとどうなりますか?

ポリアミド・フタル酸エステル等のノンクラスプデンチャーにコンフォート加工いたしますと、ノンクラスプデンチャーの独特のたわみが失われます。申し訳ございませんが、現在は加工をお断りさせて頂いております。

下顎がセット後しばらくして浮き上がってきました。原因は何でしょうか?

コンフォート義歯をセット後2ヶ月くらいで、噛めるようになることによりリハビリ効果で筋肉が小帯を押し上げて義歯がセット直後より浮き上がる可能性がございます。その場合は、ペーパーディスク等で小帯個所を削る他、辺縁部もそろえることをお勧めします。咬合調整して頂ければある程度のアタリや浮き上がりの問題は解決できます。

完成義歯の床の厚みはティッシュコンで機能印象をした義歯の厚みと考えてよろしいでしょうか?

ご理解いただいている通り、機能印象後の義歯の厚みはコンフォート加工後の義歯の厚みです。
どんなに薄くても機能印象後の義歯の厚みは2mmは必要です。それ以下になりますと破折の可能性が高まってしまいますので、お気を付け下さい。
(参考に:例えば、機能印象部分が1.2mmの場合で通常の厚みを希望される場合は、0.75mmをコンフォートにして残りはレジンを注入します。

コンフォート加工された義歯のご利用注意点

生体用シリコーン面の取り扱い注意点

  1. 生体用シリコーン面を触る時は、必ずやわらかいものをあて、硬い歯ブラシ等、硬いもので生体用シリコーン面を擦らないでください。
  2. 爪、つまようじ、針などの鋭利なもので生体用シリコーン面をこすったり、突き刺したり、切ったりしないでください。
  3. 生体用シリコーンの端を引っ張ったりちぎったりしないでください。

洗浄時の注意点

  1. 義歯を洗浄する時、ハミガキ粉は使わないでください。ハミガキ粉の臭いが付着してしまいます。
  2. 熱湯での煮沸消毒はしないでください。
  3. 必ず1日1回、義歯洗浄剤でよく洗浄してください。専用の洗浄剤クリネのご利用をお勧めします(詳しくは担当歯科医にご相談ください)。洗浄後軟らかい歯ブラシで軽く擦りながら水洗いしてください。
  4. 着色性の食材を飲食された時はできるだけ早く水洗いをしてください。
  5. 粉薬を服用される場合は、義歯を外して服用し、服用後必ず口の中をうがいをしてから義歯を装着してください。
  6. 6ヶ月毎に担当の歯科医院にて噛み合わせの検査をしてください。(噛めるようになると筋肉が鍛えられ、装着当初に較べて噛み合わせがずれることがあります)
  7. コンフォート加工された義歯には市販の入れ歯安定剤は使えません。(くっつきません)

コンフォート加工面に異常を感じた時は速やかに担当の歯科医院へご相談ください。
●ご確認いただきましたら別紙同意書にご記入ください
●これらの注意点をよくお守りください

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